答えが得られない究極の質問
国土の広いアメリカでは、電話会議がよく使われます。
電話会議を使ったコーチングは「グループコーチング」と呼ばれており、
ワン・オン・ワン(1対1)のコーチングと同じくらい盛んに行われています。
さて、私は現在、6人のメンバーとともに
アメリカのグループコーチングを受けています。
そのコーチは、バイロン・アースデール氏。
電話会議における効果的なリーダーシップの発揮と
コミュニケーションスキルの向上を専門としています。
今日は、グループコーチングでのコーチからの質問について話題が集中しました。
最初にバイロンはこう質問しました。
「参加者が自由に質問したり、発言できるようにするには、
コーチとして何に気をつければいいでしょうか?」
Aさん「誰かが発言したらそれをまず承認する」
Bさん「その前に、冗談を言ったりして気楽な雰囲気を作る」
Cさん「あなたの体験をぜひ聞かせてくださいと伝える」
バイロンはこのように言いました。
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私は以前、何か質問がありますか?(Any questions?)と聞いていました。
しかし、これが非常に愚劣な質問だということに気づくのに、
数年かかったのです。
何か質問はありますか? と聞くとたいてい、シーンとなってしまう。
なぜだろう、と思っていたのですが、
実はこれは、人から質問を引き出すようでいて、
実は『質問はあるかないか』、
イエスか、ノーか、という選択を迫っているだけだったんです。
だから、こういう質問をするようにしたんですよ。
『今学んだことを、コーチとしてすぐに実践する中で、
何か障害となるものがあるとしたら何ですか?』
するとみんな考えるんですよ。一生懸命。
逆にね、僕はこれ以上質問して欲しくないときに
『何か質問ありますか』と聞くんだよ。あはは。
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私も、よくグループコーチングの中で、
誰も発言しなくて苦心することがあるのですが、
その時に必ずしているのが「何か質問はありますか?」というものです。
コーチングには、発想を促すオープン・クゥエスチョンと、
イエス・ノーを聞くクローズド・クェスチョンがあることは
知っていますが、まさか質問はありますか、という
究極のクローズド・クゥエスチョンをしているとは私も気づきませんでした。
次回からは、「何か質問はありませんか?」
にとって代わる質問を10個ほど用意して
グループコーチングに挑みたいと思っています。