コーポレート・コーチング・シンポジウム2009
リサーチ報告
コミュニケーションと業績の相関関係
コーチ兼リサーチャー 村方仁
組織の中で交わされるコミュニケーションの質と企業業績には関連があるのか。コーチAとコーチ・トゥエンティワンの共同出資によって設立したコーチング研究所(以下、CRI)は、「コミュニケーション・インフラ」という独自の指標を用いてそれらを定量的かつ視覚的に提示し、既に多くの企業でリサーチを実施している。本講演では、コーチ兼リサーチャーの村方仁により、「コミュニケーション・インフラ」の考え方と、業績を上げている組織はこの指標(コミュニケーション・インフラ)が高い数値を示すことなどが発表された。
冒頭、村方は業績を上げ続ける企業・組織に必要なコミュニケーションを「お互いが更に高い成果に向けて期待を伝え、成長を要求するようなコミュニケーション」と定義しました。
そして、そのようなコミュニケーションがより機能するには、コミュニケーションの基盤を強固なものにすることが前提でると説き、それは次の段階に分けられる、とお話しました。
業績を上げ続ける企業のコミュニケーションの定義とは
この基盤は、第一段階から第三段階に向けて段階的に構築していくことが理想であり、段階ごとに100%を最高とした「充足率」という数値で組織におけるコミュニケーションの構築度合いを計測することが可能だと説明。さらに、その数値の分布によって組織風土を「孤軍奮闘型」「井戸端会議型」「軍隊型」などに分類できると解説しました。
コミュニケーション・インフラと業績の関係性
講演では、CRIのリサーチ実績の中から一事例として、目標達成度の上位に位置する組織では「コミュニケーション・インフラ」の充足率が全ての段階で69%以上であるのに対し、下位に位置する組織の充足率は全て%以下であった企業の事例が紹介されました。
講演最後、村方は、目には見えない「コミュニケーション」の実態を可視化することは、経営層が自社内のコミュニケーションの課題を直視するきっかけになることを示唆。「コミュニケーション・インフラ」のリサーチが、組織改革に着手する際の手段として有効であることを強調しました。
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