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コーポレート・コーチング・シンポジウム2009

アワード企業事例紹介
“個店経営”を実現するための全社的・長期的コーチングプログラム
~店長からメンバー(パート従業員)まで、1人1人が経営感覚をもった店作りを目指して~

株式会社ヨークベニマル 人事室 統括マネジャー 江渕和行 氏


「人」を大事にする企業風土があり、その取り組みが小売業界でベンチマークとされているヨークベニマル。今回の受賞は、大高社長のもと、2005年よりコーチングカルチャーの定着に向けて徹底した姿勢で取り組み、業績にも直結していること、そして、現在取り組まれている「モデル店舗活動」や「コーチングスキルの見える化プロジェクト」などの数々の先進的な施策内容は、コーチングの浸透を目指す組織の指針にもなるものとして、受賞された。

株式会社ヨークベニマル 人事室 統括マネジャー 江渕和行 様 ■個店経営の実現に向けた施策

講演では、社内初の「社内コーチ」としてコーチAと共に各種プログラムの構築にかかわり、プロジェクトスタート後も一実践者として1対1のコーチングを店長に実施されている江渕様が登壇されました。

300店舗体制の実現をめざす中で、全従業員の86%を占めるメンバー(=パート従業員)を含めた全社員1人ひとりが自立した「個店経営」の確立に向けてコーチングを導入された同社。まず、そのいきさつをお話いただきました。

さらに、大高社長を筆頭とした幹部教育から、実際にコーチングの考え方やスキルが店舗でどれだけ活用できるか、その可能性を探り、浸透するためにこれまで実施してきた先進的な取り組みが紹介されました。

・ 社長を筆頭に、1500名を対象とした全社的・全階層別コーチングプログラム
・ 実践的な成功事例を作る「モデル店舗活動」
・ 社内でのコーチングの浸透レベルを測る「コーチングスキルの見える化」プロジェクト

■映像で紹介された惣菜マネジャーのコメント

「モデル店舗活動」とは、各店舗でのコーチング浸透にむけ、全店舗の「モデル」となる実践的な成功事例をもつ店舗をつくるプロジェクトでした。

講演の中では、地域の特性やお客様の特徴を考慮しながらコロッケの販売量を増加することに成功したモデル店舗の店長や、惣菜マネジャーのインタビューが映像で紹介されました。

特に惣菜マネジャーの「通常の3.5倍の量の販売にチャレンジするのは勇気がいった」「最初はおそるおそる店長に提案した」など、正直で朴訥とした発言の中にも、全社1位を5ヶ月連続で達成している喜びも見られ、参加していた方からは、「ビデオの中の彼のコメントに感動した」「スタッフ全員に自律的に活動してもらうには、コーチングが有効であることを実感した」といった感想が多く聞かれました。

株式会社ヨークベニマル 人事室 統括マネジャー 江渕和行 様 ■今後の課題は先進的な取り組みの拡大・強化

社内コーチとしても活躍される江渕様からは、コーチをすることで社員同士のコミュニケーションや行動変容が起こる瞬間に立ち会える「コーチとしての喜び」が語られ、組織において社内コーチが果たす役割が具体的なお話として紹介されました。

また、講演最後、「成功事例も生まれつつあるが、コーチングカルチャー定着のレベルにはまだまだ余地がある」こと、今後「コーチングスキルレベルの見える化」や「社内コーチ育成」の拡大に向けて継続的に取組んでいくことを最後に宣言されました。

参加されていた人事ご担当者の多くが、組織変革への意欲や決意を感じられた様子でした。



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